桜木さんの代表作といえば直木賞を受賞された『ホテルローヤル』ですね。
舞台は釧路市の隣町である釧路町のラブホテルが舞台になっているということで・・・
足を運んでみました。
今はホテルの跡形もなく、一時期は更地になっていたという事でしたが、太陽光パネルが無数に並んでいまました。釧路市内や少し外れを車で走っていますとあちこちにパネルを見ることができます。その時代にマッチした需要が常に変化しているんだなぁと訪れて感じることができました。
ここはホテルから国道391号線に下る途中から撮影したもので、やはり高台からという事で遠くの方の湿原まで見ることができました。湿原は四季折々の景色を楽しませてくれますが、やはり一番好きなのは夏の緑一色の中を釧路川が流れる景色が一番好きです。国道に出る直前に釧網本線にぶつかり踏切があります。ここは作品の中でも記載されている所です。
ここは幣舞橋上から釧路の歓楽街方面を撮影したものです。橋のたもとにあります高いホテルの最上階には景色の素晴らしい大浴場があります。ここもおそらく作品のモデルになった場所だと思われます。
ここは歓楽街の中心にあります。大きな建物ですが今は何もありません。ここが作品に登場する丸三鶴屋という百貨店があった場所のようです。平成18年に完全閉店になったようでうで、開店は昭和5年だったということでショッピングの中心だったそう。
この作品には全7話あり、徐々に過去に遡り、ホテルを舞台にしたそれぞれの物語が描かれています。短めの内容が多いので読みやすかったです。
さて、釧路ではこのホテルローヤルが直木賞を受賞した記念として作品舞台マップが2013年に発行されていました。しかも枚数限定だったようです。今頃になって作品を読むようになり、その存在に気付き手に入るのかとおそるおそる市役所に訪問したところ、担当部署で保管しており、1部いただくことができました。うれしい!!
釧路が舞台になっている作品の掲載と登場する場所、そして90分、150分コースのモデルルートの記載があります。
掲載されている場所もそうですが、それ以外の場所についても作品の世界に触れつつできる範囲で記載していこうと思いますので興味がある方は是非見ていただけるとうれしいです。
ホテルローヤルがあったであろう周辺