本好きナースマン

色んな本を読んで日々の生活に潤いを与えています。目指すは年間100冊読了。

ブルータスの心臓 東野圭吾

最新ロボットの研究者であり、野心家の末永拓也。

末永は勤務先の創業者令嬢の星子との結婚を目論んでいた。

しかし、会社の秘書である遊び相手の康子から妊娠を聞かされる。

困惑する拓也だが、星子の兄である直樹から康子殺害計画を持ちかけられる。

直樹もまた康子と男女関係にあり、妊娠をネタに脅迫されていた。

康子は会社の有望株である、末永、橋本、そして創業者一家の直樹と男女関係にあり妊娠を知らせ、将来の安泰を狙った。誰の子なのかもわからぬまま、直樹は自分以外にも相手がいることを知り、計画犯罪を企てた。

しかし、完璧であると思われた計画は予測不能の事態が起こる。この事件には昨年起きた、ロボット事故により、1名の男性が亡くなったことも関係していた。

また、この事件を担当する刑事も徐々に事件の真相に迫る。

様々な人間の思惑が展開されるドキドキな展開で読む手にも力の入る一冊でした。

 

今回は新装版を読んでみました。