本好きナースマン

色んな本を読んで日々の生活に潤いを与えています。目指すは年間100冊読了。

原田マハ

本日は、お日柄もよく  原田マハ

好きな作家の1人でもある原田先生。 以前、風のマジムや旅屋おかえりを読了した時にも感じた読み終わった後の爽快感や幸せな気分。芸術系の作品も得意とする原田先生ですが、個人的にはこちら側のジャンルが好きです。1人の女性が軸になることが多く、昔か…

丘の上の賢人  原田マハ 

好きな作家の1人でもある原田さん 今回の作品は「おかえり」こと丘えりかさんが主人公の旅屋おかえりシリーズの札幌編。そして今回の作品に登場するのはさっぽろ羊ヶ丘展望台やモエレ沼公園といった丘がある場所が舞台になっています。 そしてモエレ沼公園と…

まぐだら屋のマリア 原田マハ

東京・神楽坂の老舗料亭「吟遊」で修業をしていた紫紋。 しかし、吟遊では料理の使いまわしなど偽装を行っていた。 紫紋自身もその真実を知りながらも、田舎の母のためにも目をつむることしかできなかった。そんな真実に耐えきれなくなったのは仲居だった晴…

デトロイト美術館の奇跡  原田マハ

前に読了した原田さんの作品で、「風のまじむ」という南大東島でラム酒を作る物語。この作品の読み終わった後の爽やかさ、心地よさが好きでそれから何作品か読みました。原田さんは大学で美術史科を卒業し、美術館でも働いたことのある方。 だから今回の作品…

あなたは、誰かの大切な人  原田 マハ

夏も終わり全国的には紅葉の季節でしょうか。北海道はすでに紅葉も終わりにさしかかり、朝晩の冷え込みも厳しくなってきました。 昨日は、皆既月食と天王星食が同時に見られるということで、子供たちを連れ、玄関の外に。皆既月食はきれいに見えました。子供…

夏を喪くす 原田マハ

夏を喪(な)くす 2012年発行。 全部で4編収録されている中編集。 ・天国の蠅 ・ごめん ・夏を喪くす ・最後の晩餐 個人的には天国の蠅が印象に残る内容であった。 どれも女性が主人公で描かれており、ダメな父と少女時代の葛藤を描く『天国の蠅』。夫…

旅屋おかえり  原田マハ

売れない崖っぷちアラサータレント、丘えりか。通称、おかえり。 唯一の旅番組でスポンサーである、江戸ソースを間違えてエゾソースとライバル企業の名前を連呼してしまい、番組が打ち切りに。 仕事がなくなり、会社も倒産ぎりぎり。そんな中、旅番組を楽し…

ハグとナガラ 原田マハ

大学時代の親友、波口喜美と長良妙子。それぞれハグとナガラと呼び合っている。 30代の頃、ハグは仕事も恋も順調だったが、突然、全てうまくいかなくなった。 そんな時、ナガラから旅に出ようと誘われて、2人は1年の季節ごとに旅に出かけるようになった…

風のマジム 原田マハ

沖縄生まれ、沖縄育ちの伊波まじむは、東京の大学卒業後、沖縄に戻り、通信会社琉球アイコムの派遣社員として働いていた。 自分は何をすべきなのか、曾祖母の代から続く、豆腐屋をいづれは継ぐのか、漠然と日々を送る毎日。彼女の運命を変えたのは社内ベンチ…

さいはての彼女  原田マハ

あまり知らない珍しい名前に興味が沸いた。 もちろん、知っている方にとっては有名な方だと思うが。 1962年東京生まれ。2005年「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞。2012年「楽園のカンヴァス」で第25回山本周五郎賞…