本好きナースマン

色んな本を読んで日々の生活に潤いを与えています。目指すは年間100冊読了。

釧路

僕等がいた 高瀬ゆのか

2月14日はバレンタインデー。この年になると興味をなくなるイベントの1つだが、今回「僕等がいた」という作品を読んで、青春時代の頃を思い出し、なんだかほこほこする気持ちになった。作品にも恋すると肉まんのようなほこほこな気持ちになると登場する…

釧路市クイズ①

子供が小学校でもらってきた資料、わがまちクイズ釧路地方編 わがまちクイズ新聞製作実行委員会が編集・発行しているようです。 釧路市 Q1「クシロ」の由来は次のどれ? ①クスリ~薬・温泉 ②クツチヤロ~沼の水が流れ出る場所 ③クシナイ~通り抜けられる川 ④…

釧路駅 周年記念イベント2021

2021年4月3、4日。JR釧路駅で開催されました。 イベントのポスターです。 釧路ー白糠 開通120周年 花咲線 開通100周年 釧網本線 開通90周年 石勝線 開通40周年 到着したのは11時前でしたが、駅の外にはすでに長蛇の列。残念ながら記念…

釧路の歴史探訪⑥中戸川農場

中戸川平太郎 今まで、釧路の歴史を何回かブログに書いてきましたが、この中戸川平太郎という人物のゆかりの石碑などは見つけることができず。しかし、昔の文献を読んでいると今の北大通形成にはこの中戸川平太郎という人物は極めて深く関わっている。 明治…

釧路発祥①魚河岸

とある冬の日、幣舞橋を見に行こうと橋の近くへ。その橋のすぐそばに何やら石碑が。 【魚河岸発祥の地】と命名された石碑。言葉として魚河岸という言葉は聞いたことあるけど、よくわからず。そこで調べてみました。 ●魚河岸 魚市場のある川岸の意味。日本橋…

釧路の歴史探訪⑤幣舞橋

幣舞橋はぬさまい橋と呼びます。 幣舞はアイヌ語でヌサ・オ・マイ=幣場の・ある・ところ に由来するそう。幣場とは神を祀るためのイナウを立てて、祭祀などを行う神聖な場所。 現在の幣舞橋は第5代目に当たります。 愛北橋 初代幣舞橋 2代目幣舞橋 3代目…

桜木紫乃さん 起終点駅(ターミナル)

ターミナルは6つの短編から構成されている。 私の場合は、ターミナルに関しては映画化されたので、映画を見た後、原作を読みました。映画「ターミナル」は2015年11月7日に公開されました。 主人公の鷲田完治は30年のキャリアを持つ国選の弁護だけを引き受け…

桜木紫乃さん 蛇行する月

釧路の高校を卒業してまもなく、20以上も年上の和菓子職人と駆け落ちした順子。親子3人の貧しい生活を「しあわせ」と伝えてくる彼女に、それぞれ苦悩や孤独を抱えた高校時代の仲間は引き寄せられる。わたしにとって、本当のしあわせとは何か?ままならぬ人生…

桜木紫乃さん ラブレス

謎の位牌を握りしめて、百合江は死の床についていた。彼女の生涯はまさに波乱万丈だった。道東の開拓村(標茶町)で極貧の家に育ち、中学卒業と同時に旅芸人一座に飛び込んだ。一方、妹の里美は地元に残り、理容師の道を歩み始める。流転する百合江と堅実な…

桜木紫乃さん ブルース

没落した社長夫人が新聞に見つけた訃報、それはかつて焦がれた6本指の少年のものだった。霧たちこめる釧路で生まれた男が、自らの過剰を切り落とし、夜の支配者へとのしあがっていく。男の名は影山博人。貧しく苛烈な少年時代を経て成熟していった男は、女た…

釧路の夕日

たまたま歩いていてふりかえると夕日がなんとも美しく撮影しました。朱色というよりは赤、薄黄、青の色合いがなんともいえなかったです。 釧路の夕日はインドネシアのバリ島、フィリピンのマニラ湾と並び世界三大夕日といわれています。幣舞橋の向こうに落ち…

東釧路貝塚

東釧路貝塚はJR釧路駅の東方2.5km、釧路川東岸の標高13~15mの釧路段丘に位置する。 釧路川河口からは3.7km上流にあり、遺跡は東西を谷に切られ、西から東に向かい緩やかに傾斜する。 西側から貝塚を見ると緩やかに傾斜しているのがわかる。 かつて東釧路第1…

釧路の鳥取⁉️

釧路市には鳥取という地名があります。 初めて島根から釧路に来た時、鳥取という地名があるのを知って、ずっと気にはしていました。そのうち、釧路と鳥取が姉妹都市というのも知り、移民が開拓した地だと知りました。 今日、ずっと行ってみたかった鳥取神社…

釧路の歴史探訪④石川啄木

桜木紫乃さん 風葬

釧路の歴史探訪③嵯峨久

釧路は漁港の町、魚が美味しい。サンマが美味しいというイメージを持っている方も多いと思います。今でも漁業が基幹産業の1つという事に間違いはありませんが、ここ最近、温暖化の影響などもあり、イワシやぶりといったもっと南の暖かい所で水揚げされる魚が…

釧路の歴史探訪②チャシ

釧路にはかつてチャシと呼ばれる呼ばれる遺跡が存在した。 釧路川流域チャシ跡群という通称で11ヵ所のチャシを指す。そもそもチャシとは何か。 アイヌ語では「砦」を意味する。つまり城のようなものである。 北海道には姫路城など、誰しもが連想できるような…

晩歌

この小説は昭和31年12月に刊行されました。著者の原田康子さんは、東京生まれ、生後1年で父の赴任地である釧路に移住しました。 作品は北海道、主に釧路を中心とした道東が舞台になっています。幾つかの愛のかたちが組み合わされており、女主人公である兵藤…

釧路の歴史探訪① 神八三郎

一昨年、世界遺産検定2級を取得し、1級もいつかは取得したいと思い、時間あるときにテキストを眺めたり、世界遺産のテレビを見ながら過ごしています。 また、世界だけじゃなく、日本、北海道、釧路の歴史についてももっと興味を持っていこうと思います。 以…

史跡北斗遺跡に行ってみた。

約半年ぶりの投稿になってしまいました。 私が住んでいる釧路という町は真夏でも30度いくかいかないか。30度なんてなった日には町中大騒ぎです。そんな短い夏ももうそろそろ終わりにさしかかってきました。 お盆も過ぎ、今日は20度いくかどうかでしょうか。 …

桜木紫乃さん 氷の轍

釧路方面本部刑事課シリーズ第2弾。今回は、松崎比呂ではなく大門真由が主人公として物語が進んでいく。生涯独身で最後の最後に殺害された滝川信夫が守ろうとしたものは。。話を読むにつれ切なさがこみあげてきました。

桜木紫乃さん 凍原

先日、氷の轍という作品を読んだ。その前作といえるのが凍原だ。男女の物語を描く作品が多い桜木さんであるが、その男女の物語も織り交ぜつつ、サスペンスへと仕上げた作品だと感じている。 松崎比呂は釧路の刑事課に着任することになった。自身の弟の失踪、…

桜木紫乃さん ホテルローヤル

桜木さんの代表作といえば直木賞を受賞された『ホテルローヤル』ですね。 舞台は釧路市の隣町である釧路町のラブホテルが舞台になっているということで・・・ 足を運んでみました。 今はホテルの跡形もなく、一時期は更地になっていたという事でしたが、太陽…

桜木紫乃さん 無垢の領域に触れ

先日、ニュースで釧路市の人口が17万人を下回ったという報道がありました。20万都市と言われたのは随分前の話しになってしまいました。人口減少の煽りは地方都市ほど強く影響を受けているように感じます。 しかしながら、閑散としていた駅前通りにも新たな大…

桜木紫乃さん それを愛とは呼ばず

現在、私は北海道の道東に位置する釧路という町に住んでいます。早いものでかれこれ15年以上は在住しているでしょうか。 ここ最近になり、色んな事に興味を持ち始め、その1つに読書があります。もともとはミステリー系が好きで、専らミステリーなどを読みあ…