本好きナースマン

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釧路の歴史探訪③嵯峨久

釧路は漁港の町、魚が美味しい。サンマが美味しいというイメージを持っている方も多いと思います。今でも漁業が基幹産業の1つという事に間違いはありませんが、ここ最近、温暖化の影響などもあり、イワシやぶりといったもっと南の暖かい所で水揚げされる魚が獲れたというニュースをよく耳にします。

 

しかし、意外という点においてはかつて釧路では、鮪を水揚げしていたそう。全然知らなかったです。そしてこのマグロ漁に一役買ったのが嵯峨久という人物で「釧路漁業の父」と呼ばれています。


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この銅像は、【まなぼっと】と呼ばれる施設の道路を挟んだ反対側の高台に建てられています。

右手に持っているのは、双眼鏡で高台から港を見下ろす意味合いだとされています。

 

明治時代までの釧路の漁業は、無動力の帆船によるものが主流だったが、遭難事故も発生し、漁船の動力化が期待され、その発明をしたのが嵯峨久でした。

釧路をマグロ漁で活性化させるきっかけを作りました。

10数年釧路に住んでおり、釧路は魚が美味しいと思っていますし、その知名度は全国クラスだと思っていますが、そうした発展を遂げたのは過去のさまざまな方々の努力の賜物だと感じさせられました。

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