東釧路貝塚はJR釧路駅の東方2.5km、釧路川東岸の標高13~15mの釧路段丘に位置する。
釧路川河口からは3.7km上流にあり、遺跡は東西を谷に切られ、西から東に向かい緩やかに傾斜する。
西側から貝塚を見ると緩やかに傾斜しているのがわかる。
かつて東釧路第1地点と呼ばれ、東側の谷を隔てて位置する東釧路第2地点、同第3地点と東釧路遺跡群を形成していた。西側にも谷をはさんで貝塚町1丁目遺跡が存在し、それらを含めて本遺跡が立地する釧路川に面した釧路段丘縁辺部には、釧路市内だけでも22箇所の遺跡が知られている。この辺りが生活に良好な場であったことを物語っている。
住居跡。
貝塚から釧路湿原の方をみた景色。現在はすぐ麓まで町並みがありますが、おそらく見渡す一面には迫り来る湿原、その間を流れる雄大な釧路川。遠くには雄阿寒岳や雌阿寒岳がきれいに見えたのではと思います。