ハグとナガラ 原田マハ
大学時代の親友、波口喜美と長良妙子。それぞれハグとナガラと呼び合っている。
30代の頃、ハグは仕事も恋も順調だったが、突然、全てうまくいかなくなった。
そんな時、ナガラから旅に出ようと誘われて、2人は1年の季節ごとに旅に出かけるようになった。そして、月日は流れ50代に。
30代の頃はあらゆるとこに気ままに贅沢な旅に出かけるも、年を重ねると、仕事での立場や親の病気な認知症、自分自身の体力や財力など、色んな制限もあり旅の回数は減っていく。
本章では6つの旅物語で構成され、2人の時間変化を辿りながら紹介されていく。
人生をもっと足搔こう。
なんとかなる、いけるやろ。
など人生に苦しくなったときにこうした言葉でお互いを支え合える関係て本当にいいな思えます。そして旅先で出会う人々、そして圧倒するような絶景を目の前にして、今、自分自身に起きている苦しさがちっぽけで、なんとかなるという気持ちにさせてくれる。
地球が誕生して数十億年、大地や海などは強く生き続けた。私たち人間の寿命は、
0~100才余り。その中でどう足搔くのか。自分らしく生きるために足搔きたいと思った。温まる作品に触れてください。
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