本好きナースマン

色んな本を読んで日々の生活に潤いを与えています。目指すは年間100冊読了。

星形要塞

世界には様々なタイプの城壁要塞が今も残っています。始まりは紀元前4000年頃といわれており、その年代に応じて要塞の形も変化しています。

 

日本の城も要塞です。防衛の拠点、政治の拠点、生活の場という3つの役割を果たしていました。その中でも今回は北海道の函館市に存在する五稜郭

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(写真提供:函館市教育委員会

なんとも美しいフォルムですね。

五稜郭といえば戊辰戦争最後の戦場、箱舘戦争で土方歳三新選組が明治政府と戦った有名な場所でもあります。今は、人気の観光スポットです。

 

 

なぜ星形をしているの?おしゃれ?美しいから?と疑問に思った方も多いと思います。こうした星形要塞は世界にも数多くあり、15世紀のイタリアで始まり、ヨーロッパ各地に広まった築城方式で天才軍事建築家であるセバスティアン・ル・プレストル・ド・ヴォーバンの名からヴォーバン様式と呼ばれています。

 

五角形というフォルムは、攻守両面で有効で画期的な形であり、この時期に発達した銃や大砲などを要塞の飛び出した部分に配置することで、角の2点から十字に攻撃できる。死角も少なく、各方面からの戦闘に対応可能である。

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(画像提供:日本建築学会)

 

●ブールタング

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 (写真提供:SWorld)

 オランダの東部、ドイツ国境に近い場所にあるのが、星形をした美しい要塞、ブールタングである。ヨーロッパにはいくつもの星形の要塞が築かれたが、このようなきれいな形で残っているものは数少ない。

 ネーデルランド諸州(現在のベルギー、オランダ、ルクセンブルクにあたる地域)が、スペインに対し反乱を起こし、オランダ誕生のきっかけとなった80年戦争(1568~1648年)の間にこの要塞は建設された。

 

アクセス

日本からオランダのアムステルダムまで飛行機で約12時間。空港からフローニンゲンまで電車で約3時間。

 

日本では自然を利用し、高い山の上に城を築いたりすることも多かったですが、オランダのような低地が多い国で強固な要塞を築くには攻守において緻密に計算された要塞を作る必要があったのだとしみじみ感じることができます。

いつかは訪れてみたいです。