ヒゲのウヰスキー誕生す 川又一英
この絵を見たことがある人は多いと思う。札幌のすすきのにも大きなパネルがある。
ニッカウヰスキーである。
ニッカウイスキー創業の竹鶴政孝は、いつの日か、日本でウイスキーを造りたいと考えていた。大正7年(1918年)、竹鶴は単身英国に渡る。さまざまな困難を乗り越え、ニッカを興す。国産ウイスキーの父と呼ばれる竹鶴の苦闘と栄光の半世紀を描いた本作である。
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竹鶴正孝(1894.6.20~1979.8.29)
広島県竹原町出身、ニッカウイスキーの創業者で、サントリーウイスキーの直接的始祖、マルスウイスキーの間接的始祖である。
現在、ニッカウイスキーの工場は北海道の余市町、宮城県の宮城峡にある。
・ニッカウイスキー余市蒸留所(北海道・余市町) 北緯43度、東経140度
1934年ニッカウイスキー創業者竹鶴政孝により、第一の蒸留所として建設。鮭が遡上し、鮎が躍る清流・余市川、大自然がそのままの余市岳、海の幸に恵まれた日本海、豊かな自然に囲まれている。
世界でもまれな石炭直火蒸留。1日500~600回石炭をくべる。
・ニッカウイスキー宮城峡蒸留所(宮城県・仙台市) 北緯38度、東経140度
1969年竹鶴政孝により、第二の蒸留所として建設。広瀬川、新川川という2つの清流が出合い、心地よい風が緑豊かな森のさわやかな香りを運ぶ。
宮城峡のフルーティーな香りのウイスキーを造るバジル型蒸留器。香りの秘密は器の形にあるそう。
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先日、知人から聞いた話しでは、国産のウイスキーがなかなか手に入りづらくなっているそう。中国の富裕層の方が購入していると。本当!?と思いながら近くのドラッグストアに行ったところ、ブラックニッカも宮城峡のウイスキーも陳列していました。
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