本好きナースマン

色んな本を読んで日々の生活に潤いを与えています。目指すは年間100冊読了。

You can do it by learning hard

いつまでも変われないのはあなたが自分の「無知」を認めないからだ。

 

表紙のタイトルだけでも、感じる所があるが、読み終わった時には、すぐにでも変われるきっかけになる。そんな内容になっている。

私自身も最近、色んなジャンルの本を読み、そのインプットしたものを少しでも覚えておきたいために、ブログに書きため、そして自分のために振り返るとともに、誰かに向けて発信することでアウトプットになっている。

多くの著書の中で、色んな方がとにかく本をたくさん読むことについてのメリットを紹介している。それについては自分自身でも感じている。

そして、もちろん本書の中でも本を読むことについて少し述べているが、その中でも印象的だったのは、「たかが1万冊の本を読んだくらいでは、自分がいかに無知なのかを再確認されるだけ」と述べている。

しかし、これについては否定的な意味で述べている訳ではなく、かのソクラテスも「無知の知」と残したように、自分自身を無知と捉える事で、人は勉強や挑戦や探求心といった、成長に向けた努力を怠らないという事である。

ある程度知識をつけて、その集団や組織の中で偉ぶっていても、所詮は「井の中の蛙」である。上に上がいる。

そういった意味でも最近になってよく考えるのは、ITが普及し、分からない事はネットで検索すればすぐに答えが導きだされる事の怖さである。

知識においては、目の前にあるスマートフォンやパソコンなどに遠く及ばないのだ。人間は自分たちよりはるかに優れたものを作りあげ、ありとあらゆるものがIoTとして急速な勢いで広がっている。そんな中、自分自身はどうあるべきか、賢さだけを売りにすることはできない世の中なのだ?もちろん、たくさん勉強することはいいことである。しかし、天下の東大生も、世界のエリート大学を出ている人であっても単純な知識だけでは負けるのではないか。人間がこれから先、生きていく上で何を大事にし、自分らしく生きていくにはどうしたらいいのか?という事を考えていかないといけないように思う。自分自身もまだまだ答えなんてものがわからず、そのため、毎日にがむしゃらに色んな事に頑張っている。それが正解かどうかは自分にも誰にもわからない。

ただ、そのがむしゃらってとても大事な事で、お金とかは無限で格差もあるかもしれないけど、時間に関しては有限で、1日が24時間という平等なもの。

もちろん、寿命は人それぞれなので、トータルの時間は変わってくるが、1年に換算するとだいたい8,760時間。つまり100年生きたら8,776,000時間。

多い人でもそんなもの。今、生きている人は今の年齢や、健康面を考えて、自分はあとどれくらい生きられるのかって計算したら案外短いもので、その自分だけの時間をどう生きるかを常に考えて生きていく。それが大事かなって。

自分も20代の辛い時があって、あの時はいつも毎日を生きるのがやっとって時もあったけど、あの辛さがあったから、今少し上向きになっていると思うし、その上向きをどうすれば維持、さらやる上昇につなげることができるのかを考えている。

今回、読んだ本で改めて色々思う所もあったし、たった1冊で深く考えることのできるいい本でした。