次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産の中から、北海道民全体の宝物として選定されたのが「北海道遺産」。
２００１年１０月２２日に第１回選定分２５件、
２００４年１０月２２日に第２回選定分２７件、
２０１８年１１月１日に第３回選定分１５件、
合計６７件が現在登録されています。
選定基準は、学術的な価値や美的な価値など「客観的な評価基準」だけではなく地域が保全・活用に取り組んでいけるものや、今後の取り組みに期待できるものなどの「思い入れ価値」が大きなウエイトを占める。
そして、その２つに「北海道らしさ」を加味して選定されている。
遺産＝過去のもの。というだけではなく、北海道遺産は地域の未来を創造していく資産という意味合いが大きいようです。
全部で７つの分類で紹介されています。
道南エリア、道央エリア、札幌エリア、道北エリア、オホーツクエリア、道東・日高エリア、広域にわたる遺産という７つで紹介されています。
北海道はやはりでかい。それぞれのエリアでの歴史や文化というのは全然違い、道南では唯一、日本式の城があり、本州の歴史を留めているし、札幌は明治維新を皮切りに屯田兵のもと計画的に発展した都市であり、和洋の融合した建造物が多く残っているし、この本を読むだけで魅力的な北海道はさらに魅力度を増し、行ってみたいとそう思わせてくれる内容になっています。
今はコロナも減少傾向になり、旅行も国内を中心として賑わいを取り戻しつつある今、有名な観光名所からマイナーな所まで知らなかった北海道を知るチャンス。旅行ガイドブックとともに一緒に持参しながら旅行すると楽しさも増すと思います。
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