本好きナースマン

色んな本を読んで日々の生活に潤いを与えています。目指すは年間100冊読了。

多動力  堀江貴文

前回、堀江さんの時間革命を拝読した。

今回の多動力という本作についても堀江さんらしい思考が満載だった。

こういう風に堀江さんの本について述べること自体失礼なのかもしれない。

しかし、堀江さんの時間を奪うものではないのなら問題はないのだろう。

「多動力」いくつもの異なることを同時にこなす力のことをいう。

100%全てを完璧にこなすのは無理だろうけど、まずはいろんなことに興味を持ち、やってみるという事に意味があるという事を述べている。

3歳頃はできなくても何でも興味を持ち、やりたがる。しかし、それは大人になる段階で知識や常識というステレオタイプにはまった考え方に徐々に治まり、人は知らず知らずのうちにリスクや挑戦といったものか遠ざかる。

日本の教育は特にそういう傾向は色濃く残り、皆で同じ教室で同じ黒板やパソコンで同じような課題に取り組み、同じような答えを導いてしまう。もちろん、それは必要な事であるし、世の中で生きていく最低限の知識や教養といったものは必要だ。しかし、その枠組みを強く作ってしまう事でそこから脱却できずに、だいたい同じような人間ができてしまうのだと思う。そしてその同じようなものと違うものに対して排除しようとするのだ。だから、堀江さんの本を読んでいるとある意味で思考はぶっとんでいると感じてしまう部分はあるが、2冊続けて読んだときに少し理解できた部分もある。

この考え方は非常に必要なスキルであって、是非読んでみてほしいと思います。

感情的に見ると、こんな考え方難しいとかになりそうだけど、いかんに俯瞰的に読むことができ、また自分自身を冷静に分析しどう生かすかという材料にできれば、自分自身の成長材料にできる1冊だと思います。