本好きナースマン

色んな本を読んで日々の生活に潤いを与えています。目指すは年間100冊読了。

時間革命 堀江貴文

いわずと知れた「ホリエモン」こと堀江貴文さんの著書。

時代の寵児と言われ、一時テレビで見ない日はなかった。それはよくも悪くも。

 

Time is Moneyではなく、Time is  Life

時間を1秒も無駄にしないための、堀江さんの考え方。

考え方は人それぞれであるし、すごく納得がいく部分もあればそうではない所もあった。

 

しかし、最近、家族の事で悩んでいる時間があった自分にとってある意味で救われる内容であった。

家族の事であってもそれはあくまで「他人時間」。本作の内容では「自分時間」と「他人時間」という時間の意味の違いについて述べていた。お金の価値観は人それぞれで、もちろんあったほうがよりよいのかもしれないが、なくても幸せという人もいるわけで、お金を最上の価値としてはいない。

しかし、時間というのは1日に24時間。それはどんな人においても平等に訪れるものであって、その時間というものをいかに質を高めたものにしていくかということ。そしてその時間は自分のためにある時間と、他人のためにある時間に分かれている。

仕事が大好きでたまらないとか家族のためならなんでもできるというのであれば、そのために使う時間はもしかすると自分時間に当てはまるのかもしれないが、自分の家族を養うためとか好きなものを食べたい、好きなもののために何かをしたいという事のためにする仕事は会社などに自分の時間を提供しているのであって他人時間に含まれる。

自分のしたいことのためにする時間(自分時間)をいかにふやして幸福感を得て、その分、他人時間を減らすことができるのかという事を本書では述べている。

 

読み進めるうちに確かに家族の事で悩んでしまったが、なかなかスッキリとした落としどころが見つからない自分にとって、そのために悩んでいる時間のムダに気付かされた。もちろん、だからといってどうでもいいとかそういう事ではなく、ただ悩む時間が増えるくらいなら、すぐに解決できる方法やその悩みが軽減できるリフレッシュできる自分のための時間に当てた方がいいんだと気づかされた。

インサイダー取引などの問題もあった堀江さんだが、何かに飛びぬけて素晴らしく力強い発信力を持つ人の考え方や思考というのはやはり勉強になると感じた。是非一読の価値ありです。