久しぶりの投稿になります。
本は色々読んでいましたが、投稿しないまま5月になりました。
今回読んだ本はあまりに辛く、切なく、しかし人情もあり心揺さぶられる魂の本だったので投稿しました。本屋大賞も受賞し、映画化にもなりました。
貴瑚という女性が主人公で、幼少期、壮絶な親からの虐待を受ける。そしてそれは、大人になっても続いていた。しかし、アンさんに救われ、徐々に普通の生活ができるようになり、普通の恋をしているはずだった。しかし、話は急展開を迎え、アンさんは自殺する。その責任が自分にあると感じ、東京から遠く離れた地で、一人孤独に生きていこうと決めていた。ところがその場所でムシと言われる、一人の少年と出会う。彼もまた親からの虐待を受けていた。少年との出会いが貴瑚を変える。
涙なくして最後まで読めない。苦しくも胸に熱い思いがこみ上げる作品です。
