本好きナースマン

色んな本を読んで日々の生活に潤いを与えています。目指すは年間100冊読了。

いつか必ず死ぬのになぜ君は生きるのか  立花隆

ジャーナリストであり、作家でも立花さん。1940年長崎で生まれ、1964年東大文学部卒業、文藝春秋新社入社。1966年退社し、東大文学部哲学科に入学、在学中から執筆活動を始める。2021年4月30日に急性冠症候群のため死去。

 

本作は亡くなった立花さんの膨大な著書の中から、立花さんが生涯をかけ追い求めたテーマを中心に言葉を抜き出したものをまとめたもの。

この本の中で特に好きだった所を抜粋してみました。

 

第4章 人はどう生きるのか?

わからなくてもいい、がむしゃらであれ

 僕は、大人になったつもりの少年でした。世界について、人間について、自分自身について、あらゆることをしたり顔で語っていたものの、本当の所は何もわかっていない少年でした。

でもしたり顔でいいじゃない、それは若者の特権。大人になったと勘違いし、背伸びしているうちに、本当に大人になっていく。無知で傲慢でぶ不遜でいながら、それに気づかないでいられること。それが若さの特権。物事をわかりすぎて、考えすぎると、行動なんてできない。

 

と立花さん『知の旅は終わらない』で述べているそう。本当にそう思います。自分が日々、育児をしている中で、子供って頭でっかりにならず、まずやってみるって事多いですよね。もちろん性格によって慎重な子もいるので一概に言えませんが、少なくとも下の子はそうです。それでいいとわかっていても、自分や周りの大人が知識の提示をしてしまうことで、チャレンジしてみるという気持ちをどんどん減らしてしまっているんだなって反省です。失敗するから成長できると自分もわかっているにも関わらず、自分の経験を押し付けないようにしようと思います。

 

がむしゃらは仲間を呼ぶ

 ある意思を持って、本当にやるぞといって、途中までやれば、誰か助ける人が出てくるんです。人の共感を得れば、それが本当に実現しちゃうことがある。

 

仲間は仲間を呼ぶ

 

仲間を呼ぶには夢を語ること

 

この4つの言葉に非常に感銘を受けました。

がむしゃらにやっていれば、仲間が集まり、ならに仲間が集まる。夢を持った熱い人間になること。生きる意味だと思います。大人になって仕事をして、もちろん仕事にやりがいを見出し活躍することもそうですし、趣味で何かに没頭するのもそう。だんだん頭でっかちになり、腰が重くなってフットワークが鈍くなる。いつまでも子供の時のようなフットワークの軽さと冒険心を忘れずにチャレンジする気持ちを忘れずにこれからも頑張っていきたいと思います。