本好きナースマン

色んな本を読んで日々の生活に潤いを与えています。目指すは年間100冊読了。

金持ち列車、貧乏列車 末岡よしのり

パーフェクトパートナー株式会社社長

北海道生まれの社長で、29歳の時、ロバート・キヨサキさんの「金持ち父さん貧乏父さん」に感銘を受けたそう。現在、不動産投資家として活躍し、講演活動も多く行い、エンジェル投資家としても活躍されている。

 

本書のタイトルもロバート・キヨサキさんのベストセラーに似ているのは感銘を受けたからなのだろう。列車にしたのは、自分で運転することなく、目的地まで安全に自由に移動することができるからなのだそう。確かに車などでは自分で運転するために、自由な時間も少なく、安全性や時間にも正確性が劣る点については納得できる。

 

本書の中で、お金の使い方について「浪費」、「消費」、「投資」の3つに分類できるという。末岡さんは浪費を死に金、消費を暮らし金、投資を生き金と例えている。

そしてこの浪費:消費:投資=1:6:3にするといいと言っている。

これについては末岡さんの考えなので、人それぞれかもしれませんが、個人的にはとても納得しました。

浪費は死に金だとしても、人は自分へのご褒美があるから頑張れるという意味においては0にしてはいけないものだと思う。しかし、これが多すぎるとただの散財になってしまう。消費については生きていくためには必要なものなので削ることはできない。今は円安の影響で他国からの輸入品に頼ることが多い日本では物価高で厳しい状況にありますが、今は踏ん張り時なのかもしれません。

 

日本は金融リテラシーについて非常に遅れをとっているし、お金についてあまり触れないことが美化されてきましたが、それは昔の話だと認識しもっとお金にこだわっていいのだと思う。こだわるがスマートにこだわるというのが大事であり、本当のお金持ちはお金の使い方は賢い。そういう日本人がもっと増える事がこれからの日本に大事。本来であれば小学校などからもっと金融についての学びを増やしていくべきだと思う。

そして、家庭でも同様に必要な事だと思う。末岡さんは自分のお子さんたちが中学生になったら不動産を持たせて実際に学ばせるという風におっしゃっている。我が家では難しいかなと思うが、百聞は一見に如かずであるし、何回聞いても、一度の体験に勝るものはない。これからも色々と勉強し、未来ある子供に伝えていきたいと思う。