本好きナースマン

色んな本を読んで日々の生活に潤いを与えています。目指すは年間100冊読了。

湯を沸かすほどの熱い愛  中野量太

余命が2、3か月。そう言われたら自分はどうするだろう。

若くて、子供も成人していないのに。

きっと受け入れようとして、受け入れられないだろうなと思う。

幸野双葉は突然、余命2か月の宣言を告げられる。

双葉は今しなければいけないことをどんどん実行していく。

1年前に失踪した夫を連れ戻し、休業していた銭湯を再開。

娘は実の娘ではなく、夫の連れ子。その事を娘に告白、本当の母との再開をさせ、娘を自立させていく。

双葉は動ける最後まで家族のために奔走する。家族もまた、双葉の愛を感じ1人1人が大きな成長を果たし、そして最期に驚きのラストを迎える。

途中の家族愛に涙し、最後のラストに愛??を感じる。そして、「湯を沸かすほどの熱い愛」というネーミングの意味が最後にわかる。

好みはありそうな作品ですが、途中の家族愛は個人的に好きな作品でした。


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宮沢りえさん主演で2016年に映画も公開されたようです。