生後５か月の娘の目の前で妻は殺された。
しかし、犯行に及んだ３人は、１３歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。４年後、犯人の１人が殺され、桧山貴志は疑惑の人となる。
貴志は、なぜ妻が殺されなければいけなかったのか。その真相を調べるため、動き出す。すると、３人の殺害の動機の裏には、隠された真実があり、それを調べていくと妻の過去なども含め、複雑な関連図が難解なパズルを１つ１つのピースを時間をかけて丁寧に埋められていき、最後にきれいな構図ができる。伏線の回収が素晴らしかった。
少年法などの法律などの分野についても丁寧に説明されているし、加害者や被害者の家族、そして１つの事件がその周囲や後世にむけてどれほどの影響を及ぼしていくのかという点においても丁寧に描かれている。
殺人の内容などは残忍な描写がありつつも、読み終わるとどこか充実感に満たされたし、４３０ページと比較的長編であるにも関わらず、次が気になってどんどん読み進めたくなるそんな作品でした。非常に好きな作品でした。是非読んで欲しいです。
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また本作は全部で序章、終章を除く全５章で構成されている。
第１章 罪、第２章 更生 第３章 罰、第４章 告白、第５章 贖罪である。
２０１５年にWOWOWの連続ドラマｗで「日曜オリジナルドラマ枠」で放送された。
全５話で各１章～５章を１話ずつ展開する。
主演は小出恵介、他倉科カナ、千葉雄大、町田啓太など豪華な俳優陣である。村上虹郎は本作品がドラマデビュー作。
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