考え方ひとつで人生は変わる 稲盛和夫
稲盛和夫
1932年 鹿児島県生まれ
1955年 鹿児島大学工学部を卒業、京都の碍子(がいし)メーカーである松風工業に就職。
1959年 京都セラミック株式会社(現・京セラ株式会社)設立。
1984年 電気通信事業の自由化に即応しDDIを設立。1987年、移動体通信事業を行うセルラー株式会社8社を設立し、携帯電話の急速な普及に貢献。
2000年 DDI、KDD、IDOの合併により株式会社ディーディーアイ(現・KDDI株式会社)を設立。
2010年 経営破綻した日本航空(JAL)会長に就任、2年8ヵ月で再上場を果たす。
人生は考え方次第
人生を決める3つの要素があると稲盛氏はいう。
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
能力は0~100点
熱意も0~100点
考え方はー100~+100点
つまり、能力や熱意ももちろん大事であるが、考え方がプラスに働かなければ、無意味なものになってしまうという。
よい考え方とは
・前向きで建設的であること。
・みんなと一緒に歩もうという協調性を持つこと。
・善意に満ちていること、思いやりがあって、やさしい心を持っていること。
・正直で、真面目で、努力を惜しまないこと。
・利己的でなく、強欲ではないこと。
・感謝の気持ちを持っていること。 など
これらの気持ちをもち、自分の将来には幸運が待ち受けていると、信じることが大切だと述べています。
素直な心
素直というと従順な意味合いにとられがちだが、そうではなく、自分自身の至らなさを認め、そこから努力するという謙虚な姿勢のこと。
この素直な心をの大切さを説いたのは松下幸之助さんであった。
上記内容は本の中で、心に刺さった部分を一部、抜粋しました。
特に素直な心という部分においては、歳を重ね、同じ仕事に長く勤める人間は、どうしても難しくなってくる部分であり、それを持ち続けるという事は本当に素晴らしいことだと思います。
とても読みやすい内容になっており、仕事の面で悩んでいる人、人間関係において悩んでいる人など、プラスに考えることの1つの材料になるのではないかと思います。