本好きナースマン

色んな本を読んで日々の生活に潤いを与えています。目指すは年間100冊読了。

すべての瞬間が愛だった ハ・テワン著 

韓国の作家で詩人。SNSを中心に支持され、エッセイ集「#君に」でデビュー。

2作目「すべての瞬間が君だった」は、韓国の人気ドラマ『キム秘書はいったい、なぜ?』劇中の重要シーンで使用され、2019年には韓国でミュージカル化される。

同書は、日韓合計で70万部を超える大ベストセラーになった。

その続編が今回の作品である。

1.疲れ果てたきみの心に

2.きみを読みたい夜

3.ぼくを生かす言葉たち

4.誰かがそばにいてくれるということ

5.あなたが最後に伝えてくれたこと

全部で5章あり、その中にそれぞれ15~25個ほどのエッセイが詰まっている。

 読みやすくて、心に刺さる言葉もいくつかあった。

 

生きるのが辛くなったときって、本当に苦しいよね。

自分も経験があって、何度も何度も死にたいって思った時があった。

人を苦しめるのも人間だと思うし、人を助けるのも人間。人間関係なんて煩わしいって思うこともあるけど、やっぱり人間1人では生きていかれないんだよね。目に見えない所で誰かの支えがあるんだよ。そして何より、すぐそばで苦しみを聞いてくれて、一緒に泣いてくれる。そんな友人や知人がいてくれたら、どれだけ自分の心は救われるだろう。もし、そんな友人がいなくても、こうした作品にも救われることはあると思う。