本好きナースマン

色んな本を読んで日々の生活に潤いを与えています。目指すは年間100冊読了。

脳がどんどん強くなる 地球の歩き方 

Gakkenが「地球の歩き方」という会社を吸収してからシリーズでは色んな分野にチャレンジしている。そんな印象を受けます。

今回の書籍も、旅行と脳を関連させるというジャンル。

今回の書籍で学習院大学教授の高島さんが著書である。

認知症のうち約7割がアルツハイマー認知症といわれ、この分野について高島さんは長年研究をされてきた。40~50代の頃から脳のなかで静かに神経細胞の破壊・萎縮が進行し、20~30年たって発症するといわれている。逆にこの萎縮し始める頃か、さらに前から予防活動を始めれば、発症を食い止めることができるのではないかと高島さんは考えている。

なぜ旅行が関係しているかという事について、アルツハイマー認知症を発症する20~30年前に、いちばん初めに神経細胞の破壊・萎縮が始まる場所は、脳の「嗅内野」と呼ばれる部分だそう。空間や場所を把握する「空間ナビゲーション機能」を司る部位のひとつでその機能をフル活用する「旅」という行動をすることが、嗅内野を活性化させ、アルツハイマーを予防していこうということ。

 

本書では脳の仕組みや50のトレーニング方法、そして実際に地図を使いながら空間ナビを鍛える実践まで盛り込んであり、地図好きはもちろん、逆に苦手という方に手をとってもらい読んでもらうと特に脳が活性化されるのではないかと思います。