ワインの歴史
リンク
11月17日ボージョレー・ヌーボが解禁になりましたね。あまりワインを飲むことはないのですが、この季節になるといつもこの話題が上がっている気がします。ワインはどことなく気品があり、高貴な飲み物。という勝手な印象を持っています。
以前、ビールについてのブログを投稿した際、ビールはワインに比べて野卑な飲み物とされていたと記述しました。すでに大昔からワインは高貴な飲み物とされていたようです。歴史が古く、文明とともに歩んできた「ワイン」はすごいですね。
リンク
そもそもワインは、生のブドウの果汁を醗酵させたものに過ぎない。ブドウの果実を圧搾すると、皮についている野生の酵母が糖を食べてアルコールに変え、副産物として二酸化炭素を放出する。すると醗酵した飲み物ができる。空気にさらすとたちまちいたんで、酸味を増すが、きちんと仕込むと何百年でも保存できる飲み物になる。
ワインは、現生人類の誕生と同時に産声を上げる。8000年ほど前に、遊牧型の狩猟採集生活から定住型の農耕生活に移行した頃にはじまったらしい。ブドウの木は、最初の故郷(コーカサス山脈南麓周辺が有力の説)からすみやかに小アジアへ。そして地中海地方に広まった。
シャンパーニュの丘陵、醸造所と貯蔵庫(イタリア)、ブルゴーニュのぶどう栽培の景観(イタリア)、アルト・ドウロのワイン生産地域(ポルトガル)、ピーコ島のブドウ栽培の景観(ポルトガル)、ヴァッハウ渓谷の文化的景観(オーストリア)、ラヴォー地域のブドウ畑(スイス)、ピエモンテのブドウ園の景観:ランゲ・ロエロとモンフェッラート(イタリア)など、ざっと調べただけでもけっこうあるのがわかります。
コーカサス山脈から地中海へブドウの木が広まり、地中海の温暖な気候がブドウ栽培に最適でまさに地中海沿岸の国はブドウ栽培、ワインとともに歴史を歩んできたことがわかります。