とある一軒家で起きる怪現象。
第一話 あの子はついていない
一話では母娘が一軒家に引っ越してくる話。引っ越してからというもの、リモコンが勝手につく、髪の毛が落ちている、花壇が濡れている、夜中にトイレが流れるというな些細な事が続き、あかりは徐々に不安になっていく。
これは幽霊の仕業なのか?友人の祖母に話を聞くが、あかりには何もついていないと。では家に何かがついているのか?悩んだ挙句、母に相談し引っ越すことに。
第二話 その家には何もない
空いた家となった一軒家。ここ数年で何組もの家族が引っ越している。過去に事故物件だったという話もなく、何かがおかしいと不動産業者の朝見は思う。大学の先輩だった高田はその家に関心を示す。2人の前でも何やら不審な怪現象はおこるが、高田は徐々にその真相に近づいていき・・・
第三話 そこにはいない
空き家になった家に引っ越したのは、もともと近所に住んでいた三ツ谷。三ツ谷は、大家とも仲がよく、このいわくがある家にあえて移り住んだ。さて、その三ツ谷の思惑とは??
最後まで話を読み終わったとき、目に見えない幽霊や怪現象より一番怖いのは人間だと思った。最後のクライマックスに至るまえに第一話から登場している三ツ谷という塾講師の男はこの話の鍵だと予想はついた。しかし、さらにその裏をかく物語が。
読んでみてのお楽しみ。
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